中四国オープンで問題となったレフリングですが、明らかにオフサイドなのに自信満々にクレームとなるとルールについてはいろいろなケースで悩むことが多くなると思います。早速ルールブックを確認いたしました。
競技規則9-4ロールボール「防御側チーム」
防御側チームの全てのプレーヤーは、ロールボールのマークから5m以上後退しなければならない。防御側チームのプレーヤーは、ハーフがボールに触れるまで、5mの位置より前方に動くことは認められない。
★ハーフが後ろにいてボールに触れていないのであれば、いかなる場所においてもオフサイドということになります。ゴール前だけが特別ということはどこにも記載されておりません。
競技規則9-5ロールボール「ハーフがいない場合」
ハーフがいない場合にボールを持ったプレーヤーがロールボールを行う場合、防御側チームは、ボールを持ったプレーヤーの手からボールが離れたらすぐに、5mの位置より前方に動いても良い。その結果防御側プレーヤーがボールを取った場合、同じマーク上でのロールボールにより試合が再開される。
★ハーフがいないという判断はレフリーがしっかり見る必要があります。ハーフがいないという状況ならば、ロールボールされたらすぐにオンサイドの位置から走りこんで、ボールを手で拾い上げ(ボールを跨ぐだけではだめです。)、同じマークの位置でロールボールすることでボールの保持権が交代します。ですから、ピックアップして走り去るという行為自体無効ですね。結局は基本ルールで、タップかロールボールで試合が再開されるということに戻ってしまいますね。