熱中症は、適切な予防方法を知っていれば防止でき、適切な応急処置により症状を軽減できます。
熱中症とは、体温を調整する機能がコントロールを失い、体温がグングン上昇してしまう機能障害で、次のような病型があります。
○熱射病型:体温の上昇により中枢機能に異常をきたし、意識障害がおこり死亡率が高い
○熱疲労型:脱水による症状で、脱力感、めまい、頭痛、吐き気などがみられる
○熱失神型:皮膚血管の拡張により血圧が低下し、脳血流が減少して起こるものでめまい、失神などがみられ顔面蒼白、脈は速く・弱くなる
○熱ケイレン型:大量に汗をかいた時、水だけしか補給しなかった場合、血液の塩分濃度が低下し、足・腕・腹部の筋肉に痛みをともなったケイレンがおこる