本日、四国中央市紙産業技術センターにて
第3回四国まんなか市長サミットが行われました。
この会議は、県境を越えて生存圏を共有する
香川県観音寺市、徳島県三好市、愛媛県四国中央市の
市長が一堂に会し、連携して地域の活性化を目指すことを
目的に、3年前から開催されています。
第1回(2011年)は観音寺市、第2回(2012年)は三好市で開催され、
本年は初めて四国中央市での開催で、スポーツ振興をテーマに
基調講演とパネルディスカッションが行われました。
基調講演では、地元三島高校ラグビー部監督の野本先生が
「地域に根ざした高校部活動の強化」と題して、
先生が2001年から取り組んできた三島高校ラグビー部の活動、
強化の状況について、紹介がありました。
改めて、野本先生の部活動に対する方針や考え方を
拝聴することができ、非常に良い機会でした。
三島高校ラグビー部の成功の理由の中には、
「スクール、ジュニアが選手の共有源」という
項目が含まれていました。今後、より一層、スクール生
増員のための広報活動に取り組んでいきたいと感じました。
印象に残った話題を2つ。
1つは、”One For All, All For One.” というラグビーの精神は、
日本語では、”一人は皆のために、皆は一人のために”と
訳されますが、実は後者のOne=Victoryであるということ。
すなわち、”一人は皆のために、皆は勝利のために”という解釈です。
もう1つは、「フォロワーシップ」という言葉。
あまり聞き慣れない言葉ですが、相対する言葉はリーダーシップで、
その意味は、集団や組織が目的を達成するために
リーダーを補佐していく機能のことだそうです。
リーダーが集団を先導しやすくするために周りが補佐する、
時には異見してリーダーの考えを修正することも必要とされる。
生徒達にはそれぞれ役割分担を与え、時にはリーダーシップを、
時にはフォロワーシップを発揮していくという考え方で
日ごろから指導されていることを伺うことができ、
今後三島高校ラグビー部がさらに強化が進むという期待が膨らみました。
日常生活においても、このリーダーシップとフォロワーシップを
うまく使い分けて仕事をしていくことが重要であると感じ、
非常に良い勉強をさせていただきました。
野本先生、ありがとうございました。